ハイサン=ノイマン ゲミシュター・サッツ・ヌースベアク 2015
¥4,104 (税込)
商品の説明
『より少ない種類で、最高品質のものを!』をモットーに2005年にハイシャン氏とノイマン氏によって設立されたジョイント・ヴェンチャー・ワイナリーですが、2014年よりワインスタイルは今までと変わらないけれど、事実上フリッツ・ヴィーニンガーがワイン造りを引き継ぐことにより、従来から経営していたビアパブやレストラン経営の充実を図っています。
栽培されている主なブドウ品種は、グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング、シャルドネ。これらのブドウはビオディナミ農法のガイドラインに従って栽培されています。環境や植物、動物、虫や鳥との調和を考え、ブドウにはビオディナミ農法独自のティーやホメオパシーのプレパレーションを使い、可能な限り優しいやり方を基本にしています。結果として、美味しくてクリア、エレガントでミネラル感を感じられるワインに仕上がっています。
ゲミシュター・サッツ、真のウィーン・オリジナルと呼ぶべきワイン。多様なブドウ品種の混植&混醸により、個々のブドウ品種より、畑のテロワール由来のミネラル感が味わいを支配。貝殻石灰土壌由来のカリカリと塩っぽいミネラル感が命。ウィーン郊外のホイリゲの代名詞ながら、品質が低迷し、安酒の代名詞に堕していたこともあるが、21世紀に入り、再び脚光を浴びています。
ウィーンきってのグロースラーゲ‘ヌースベアク’で、ビオディナミ農法により育てられたブドウは、土壌個性を生き生きと反映。数あるゲミシュター・サッツの中でも、今最も「らしい」、軽快なミネラルが心地よいワイン。
●ゲミシュター・サッツ(混植・混醸ワイン)とは●
オーストリアに古くから伝わる技法で、一つの畑に様々なブドウ品種をアトランダムに植え、まとめて収穫、圧搾、発酵する方法です。この栽培方法は昔からあり、フィロキセラ以前はヨーロッパ全土で一般的でしたが、今ではアルザスとドイツの一部、そしてオーストリアのウィーン、シュタイヤーマーク、ズュートブルゲンランド周辺に残るのみとなっています。オーストリアにおいては、ホイリゲ、またはブッシェンシャンク用の安ワインの同義語として長らく軽んじられ、減少の一途だったが、21世紀に入ると、ヴィエナー・ゲミシュター・サッツの復活でにわかに脚光を浴びることになります。マルセル・ダイスやヴィーニンガーのワインを思い浮かべればわかるように、ゲミシュター・サッツは複数品種のブレンドとか異次元の深みと調和、余韻の長さをもたらしています。品種個性ではなく、テロワールの個性を余すことなく表現するのに、これほど適した手法はありません。
●最上の単一畑、ヌースベアク●
オーストリアを代表する銘醸畑の一つであるヌースベアク。ここは最上の単一畑とも呼ばれる、ハイシャン=ノイマンのゲミシュター・サッツ ヌースベアクはこの土地から造られたブドウでできています。
2015年ヴィンテージ:
寒さの厳しくない冬のあとに寒い春が続きました。5月はあたたく6月の始めまでに早い開花がありました。天候の変化は多く、とても暑かったり寒かったりでしたが、開花が終わるとブドウは初夏の間に早く育っていました。夏は非常に暑く、35℃~40℃の暑さが続いていました。その後夏の終わりには日中は非常に暑いのですが、少し雨が降ったり、夜が涼しかったりしました。収穫はこれまでになく早くから行われ、9月1日から始まり、10月13日に終わりました。10月13日以降、雨の多い日が続きました。2015年は暑かった時のヴィンテージと思えないほど、とてもフレッシュでイキイキとしており、とてもチャーミングに仕上がっています。
土壌:
ヌースベアクの異なるブドウ畑から収穫されたブドウから造られたゲミシュターサッツです。ヌースベアク
は石灰岩と風化した貝殻石灰岩と大量のクレイから構成されています。
栽培・醸造:
全てのブドウはビオディナミ認証を取得したブドウ畑で育ち、少なくとも3つの異なる品種が一緒に収穫されました。細心の注意を払って手作業でブドウの選別を行い、ヌースベアク・ゲミシュターサッツDAC用のブドウをバッチ毎に管理。プレスする前に3-4時間マセレーションを行いました。清澄前のマストは野生酵母とともに低温発酵。キビキビとした感じやフルーティーさをできる限り際立たせるためにステンレスタンク熟成。澱とともにゆっくりと寝かせ、それぞれのバッチを一緒にブレンドし、ボトリング。2013年より、ゲミシュターサッツはDACに格上げされたため、ウィーンを代表とするワインとして厳しくコントロールされています。このワインはヴィーガンです。
味わい:芳香性のある香りとフレッシュさが複雑に交わったワイン。非常にエレガントで、軽くて美味しい。イキイキとした酸のストラクチャー。スパイシーでいてフレッシュなキャラクターもあり、軽めのお料理と合わせるのに最適です。
供出温度:8-10℃