ウヴェ・シーファー ブラウフレンキッシュ ライーブルク 2012(在庫御座います。)
¥12,960 (税込)
オーストリアを代表するレストラン“シュタイアレック”の元ソムリエに転じて、モリッツ、ET等と並び称される同国赤のトップ生産者へ。実家周辺の零細栽培農家を手伝いつつ、全くの独学で“エレガント・ブラウフレンキッシュ”の潮流を切り拓く。看板ワインはブラウフレンキッシュ“ライーブルグ”及び“サパリ”。高地の冷涼さがもたらす透明感溢れる高い酸、グリーン・シスト土壌由来の締まったミネラル、温暖なパノニア気候の影響で得られる凝縮感、古木ならではの深み、熟した果皮と開放木樽発酵&大樽熟成による滑らかで柔らか&濃密な“マジカル・タンニン”が持ち味。因みに苗字のシーファーは、独語でシスト(アイゼンベアクの土壌)またはスレート土壌を意味する。
アイセンベアクEisenbergきっての銘醸畑に1950年代に植えられた古木から造られたワイン。古木ならではの圧倒的な風味の深さと複雑さ、吸い付くようなキメの細かい“マジカル・タンニン”が持ち味のウヴェ・シーファー・スタイルを世に知らしめた、オーストリア赤ワインの最高峰。
味わい:
ライーブルク畑は、サパリの東に並ぶサイブリッツ畑の道を挟んで下方=南に位置する小さな畑で、実際にはウヴェ・シーファーのライーブルクは隣合うファッシング畑のブドウも一部含んでいる。サパリと比較し、平均樹齢がより高く、やや土壌が肥沃なことから、よりゆったりとしたボディーにダークベリーの果実味に円やかさがあり、タンニンも柔らかで厚みに富むため、リリース直後でも決して攻撃的ではありません。とは言うものの、グリーンシスト由来のミネラル感と果実味がタンニンに溶け込むまで熟成させてこそ、本来のポテンシャルを十全に発揮する、非常に長熟のワインです。
醸造:手摘みで収穫。全てのブドウは除梗、無清澄&無濾過。木製開放槽で常に自発的に発酵させます。プレス果汁は12~35hlの大樽に移され、20カ月熟成。古木(1950年代~)と再生古木からとれたブドウを使用。熟成能力は20年以上あります。
12年は11年に引き続き暖かく乾燥した、赤ワインにとっては理想的なヴィンテージでした。少ないながらも雨が適切な時期に振った12年の赤は、11年よりタンニンが円やかでバランスが良く、伸びやかな味わいで通常より若いうちから楽しめます。とは言うものの、抜栓直後は閉じて風味が固くなりがちなため、最低4時間前の抜栓をお勧めします。