商品の説明

アイゼンベアクという名称がDAC化にともない旧シュドブルゲンラント全体を指すようになり、もはやテロワール個性を代表できなくなってしまったことに対する、ウヴェ・シーファーのプロテストとも皮肉とも解釈できるワイン。
ここでは “アイゼンベアク”は産地DACではなく、ケーニヒスベアクと並ぶ、いわばグロースラーゲに相当します。アイゼンベアク山付近ならではのグリーン・シスト土壌畑の優良斜面に散逸する古木のブドウを使用。ベリー的果実味より土壌由来のミネラルが前面に出る、コンパクト+クール+透明感溢れる風味、力強さを感じさせないほど緻密で滑らかなテクスチャー、重層性と深みを忘れさせる贅肉のない軽やかさ、そうした逆説的なウヴェ・シーファーらしさ、アイゼンベクのシーファー(=シスト)土壌のテロワール個性が凝縮した、ウヴェ・シーファー・ファン&エレガント・ブラウフレンキッシュ・ファン必飲ワイン。14年は夏が低温で長雨だった非常に難しいヴィンテージ。例年より幾分クールで更にコンパクトな味わいながら、背後にいつものミネラルとパワーが控えています。深い個性を十分堪能するためには4時間以上前の抜栓がお勧め。
収穫:手摘み
醸造:すべてのブドウは除梗
発酵:木製開放槽で自発的に発酵
熟成:プレス果汁は12~35hlの大樽及に移され、18カ月以上熟成させる
熟成能力:15年以上